低気圧発達、大荒れの恐れ 落雷や竜巻にも注意

 気象庁は2日、急速に発達する低気圧の影響で、全国的に4日にかけ非常に強い風が吹く上、大雨の恐れがあるとして警戒を呼び掛けた。落雷や竜巻にも注意が必要という。  2日、長崎市で1時間に47.5ミリ、高知県南国市で34.5ミリなど、西日本各地で12月として観測史上最多雨量を記録した。  同庁によると、前線を伴った低気圧が発達しながら日本海を進み、3日夜に北海道の西海上に達する見込み。低気圧と前線に向かって暖かい空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になるという。  3日夕までの24時間予想雨量は、いずれも多い所で北海道200ミリ、東北、東海、近畿南部150ミリ、関東120ミリ。1時間に60ミリの非常に激しい雨の恐れがある。  3日は広い範囲で陸上15~20メートル、海上20~25メートルの最大風速が予想され、北海道から東北、北陸、関東の海上は波の高さ5~7メートルのしけになるという。