札幌初雪、八甲田で初冠雪 列島に冬本番の便り

 日本列島は26日、強い寒気が南下し冬型の気圧配置が強まった。札幌市で平年より1日、昨年より6日早く初雪を観測した。青森県・八甲田山は初冠雪。平年より10日遅いものの、昨年より7日早い。
 気象庁によると、北日本上空に11月下旬並みの寒気が流入。低気圧がオホーツク海を発達しながら北東に進み、西高東低の冬型の気圧配置が強まっている。  札幌市中心部では午前6時過ぎから雨交じりの雪が降った。寒さは27日まで続く見込み。
 北海道旭川市と函館市でも初雪を観測。旭川は平年より3日遅いが、函館は7日早いという。  27日にかけ、北日本の山間部を中心に雪が積もる可能性があり、北海道の日本海とオホーツク海側は平地でも積雪となる見込み。気象庁は交通障害への警戒を呼び掛けた。