奄美で豪雨、孤立相次ぐ 2人死亡、1人不明

 秋雨前線の影響で20日、鹿児島県奄美地方で1時間に130ミリを超える局地的な豪雨が降り、2人が死亡、1人が行方不明になった。同県奄美市や竜郷町、宇検村、大和村の計約1080世帯約2100人に避難指示や避難勧告が出された。土砂崩れなどで、奄美大島全体で国道や県道28ヶ所
が通行止めになり多くの集落が孤立。住宅などへの浸水被害も相次いだ。
 前線はゆっくりと北上。鹿児島地方気象台によると、20日午後8時半までの奄美市名瀬の24時間雨量は647ミリで、1976年9月10日に記録した581ミリを更新した。