4日、太平洋側激しい雨の恐れ 土砂災害に警戒

気象庁は3日、低気圧と前線の影響で、西日本と東日本の太平洋側を中心に4日にかけて大雨の恐れがあるとして、土砂災害や河川の増水などに警戒を呼び掛けた。落雷や突風にも注意が必要としている。
 同庁によると、日本海の西にある前線を伴った低気圧の影響で、西日本には発達した雨雲がかかり、非常に激しい雨が降っている。
 3日の1時間当たりの降水量は、高知市で83.5ミリ、長崎県松浦市で66.5ミリなどで、いずれも10月としては観測史上最多。
 低気圧と前線は4日にかけて西日本から東日本に移動し、日本列島を通過。太平洋側では局地的に1時間に80ミリを超える猛烈な雨が降る恐れがある。低気圧が近づく北日本でも4日夜にかけ1時間に30~50ミリの非常に激しい雨が降るとみられる。
 4日午後6時までの24時間の予想雨量は、いずれも多いところで北海道、東海200ミリ、近畿南部180ミリ。