猛暑日、全国46地点で新記録 9月、スーパー残暑裏付け

 前半を中心に厳しい残暑となった9月、全国154の気象台や測候所などのうち46地点で、気温35度以上の「猛暑日」数が、1961年の統計開始以来最多記録を更新したことが1日、気象庁のまとめで分かった。過去最多タイも9地点。  札幌や岐阜など9地点は、月平均気温が観測史上最高(過去タイ含む)。歴史的な酷暑だった今夏(6~8月)に続く「スーパー残暑」がデータで裏付けられた。  気象庁は、夏に異常高温をもたらした太平洋高気圧の勢力が、9月に入っても強いままだったことなどが原因と分析している。  猛暑日数が最多となった主な地点は、甲府と埼玉県の熊谷の10日、奈良と広島県の福山の8日など。青森県の八戸や長野県の飯田など「9月として初の猛暑日」を記録した地点もあった。  30度以上の「真夏日」数は宮崎県の延岡(21日)など42地点で、最低気温25度以上の「熱帯夜」数は熊本県の牛深(15日)など65地点でそれぞれ統計史上最多(いずれも過去タイ含む)だった。