奄美、また激しい雨の恐れ 強い台風14号が北上

 強い台風14号は26日、沖縄の南海上を北上した。気象庁は、豪雨災害に見舞われたばかりの奄美地方は台風周辺の雨雲がかかり27日夜にも激しい雨が降る恐れがあるとして、厳重な警戒を呼び掛けた。
 台風は27日午前0時現在、沖縄の南海上をゆっくりと西北西に進んだ。中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径110キロ以内は風速25メートル以上の暴風となっている。
 台風は今後、発達しながら北上する見込み。奄美地方は27日夜に1時間に30ミリの激しい雷雨となる恐れがあり、28日午後には風速15メートル以上の強風域に入る可能性がある。
 奄美のほか沖縄も28日から、九州南部は29日以降、台風の影響で荒れた天気になるとみられる。