10月史上最低の寒さも 寒気残り厳しい冷え込み

 日本列島は28日、北・東日本中心に今秋一番の冷え込みとなった所があった。朝の最低気温は、北海道別海町で氷点下6.1度、栃木県那須町でも同1.2度など、10月としては観測史上最低を記録した。  気象庁によると、冬型の気圧配置は緩んでいるが、26日から日本列島に流入した真冬並みの寒気の影響が残った上、北日本の一部は晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象があったとみられる。  朝の最低気温は、北海道中標津町の氷点下4.8度、標津町の同4.4度も10月観測史上最低。秋田市4.3度、福島市3.4度、水戸市4.5度、東京都心9.6度など、各地で今秋一番の冷え込みとなった。  気象庁によると、この厳しい寒さは一時的で、向こう1週間は全国的に気温は平年並みか、平年より高い日が多い見込み。