73地点で2月の高温記録 長崎は1890年以来

 日本列島は24日、高気圧に覆われた上、南から暖かい空気が流れ込んだため気温がぐんぐん上昇、各地で4~5月並みの陽気となった。福岡県の大宰府で5月中旬並みの23.1度、島根県の川本で同下旬並みの22.9度など、西日本を中心に22府県の計73地点で2月としては観測史上最高(過去タイ含む)を記録した。  気象庁の観測によると、2月として過去最高となった主な地点は、長野県木曽町の木曽福島19.3度、福井県の小浜21.3度、兵庫県朝来市の和田山22.1度、熊本県の菊地23.8度、鹿児島県南さつま市の加世田23.9度。長崎は22.6度と、1890年2月以来の過去タイ記録。  気象庁は、北陸など積雪の多い所は雪崩や雪解けによる土砂災害の恐れがあるとして、注意を呼び掛けている。28日ころから1週間も、北海道を除き気温の高い状態となる見込みで、同庁は「異常天候早期警戒情報」を発表している。