北日本中心に記録的高温 150地点以上で2月最高

 日本列島は25日、南から暖かく湿った空気が流れ込んで気温が上昇。堺と奈良で23.9度、青森で17.1度、北海道の函館で13.1度など、北日本を中心に23道府県の計150地点以上で2月としては観測史上最高(タイ記録含む)となった。うち北海道が約70地点。  24日に、西日本を中心に計73地点で2月としては過去最高の暖かさを記録したばかり。  気象庁の観測によると、ほかに過去最高となった主な地点は、秋田19.8度、富山22.5度、島根県の出雲22.8度、香川県三豊市の財田23.5度、山口県の岩国20.8度。  全国的に4~5月並みの最高気温となる地点が目立ち、岩手県では6月下旬並み、富山県や鳥取県などでは6月上旬並みのところもあった。関東や中国地方、九州北部、四国では「春一番」が吹いた。  今後1週間も全国的に気温が高い見込みで、北陸など積雪の多い所は雪崩や雪解けによる土砂災害の恐れがあるという。