台風17号、30日に上陸か 沖縄・奄美で記録的暴風雨

   非常に強い台風17号は29日、沖縄から奄美地方近海を北上し、沖縄本島と奄美が風速25メートル以上の暴風域に入った。30日に紀伊半島から関東に接近・上陸し、10月1日にかけて北日本に向かい日本列島を縦断する恐れがある。
  那覇市では、観測史上3番目の強さとなる最大瞬間風速61・2メートルを、鹿児島県の与論島では54・5メートルを観測。気象レーダーの解析では、鹿児島県・奄美大島の瀬戸内町付近で、1時間に約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。沖縄県では強風で転倒するなどして負傷する人が相次ぎ、一部自治体は避難勧告を出した。