旭川市、開花当日に桜満開 観測史上初めて

 旭川地方気象台は2日、北海道旭川市の公園で標本木の桜(エゾヤマザクラ)が開花し、同日中に満開になったと発表した。気象庁によると、開花した日の打ちに満開になったのは、1953年の観測開始以来、全国で初めて。
 旭川地方気象台によると、今月に入って最高気温が2日続けて25度を超える夏日となり、花が開きやすい状態だった。気象台の担当者が午前9時半ごろ、開花を確認。急激に気温が上がってきたため午後3時20分ごろに再び見回りすると、満開になっていたという。
 気象台によると、開花は平年に比べ3日早く、昨年より7日早い。満開は平年に比べ5日早く、昨年より10日早い。