金環日食、雲の切れ間に期待 21日、各地で900年ぶり

 日本の広い範囲で起きるのは932年ぶりとなる金環日食が、いよいよ21日朝に迫った。世紀の天文ショーに期待は高まるが、太陽がリング状になる太平洋側は雲が広がりやすい見込み。雲の切れ間に、期待をつなぐことになりそうだ。
 金環日食は、太陽と地球の間を月が横切り、中心部を隠された太陽がリング状に見える現象。日本では1987年に沖縄で起きて以来25年ぶりで、今回は大阪、名古屋、東京などの大都市を含み、8千万人超が体験できるとされる。
 午前6時すぎから部分日食が始まり、九州南部や四国南部、近畿、東海、関東、福島県などで午前7時半前後に金環日食となる。