南極1月の気温、仙台より暖か 昭和基地、史上2位

  【昭和基地=南極観測隊同行記者】今が「夏」に当たる南極で、昭和基地の1月の平均気温が、観測史上2位の高さとなる0・8度だったことが3日、気象庁のまとめで分かった。平年値(氷点下0・7度)よりも1度以上高く、仙台市(0・7度)、福島市(0・6度)よりも暖かかった。
  昭和基地は昨年12月の平均気温も氷点下0・7度と、12月としては史上7番目の高さで、今夏は異例の高温といえる。ただ、基地周辺では長期的な温暖化傾向を示す観測データはみられていない。昨年9月の平均気温は氷点下23・2度と史上4番目に低かった。