東日本各地で黄砂観測 気象庁「10日も注意を」

北海道や東北、北陸など東日本の各地で9日、中国大陸から飛来した黄砂が観測された。気象庁は10日も予想されるとして、航空など交通への影響を注意するよう呼び掛けている。
  気象庁によると、黄砂は午後5時半現在で函館、仙台、新潟、金沢など11地点で観測された。
 視程(見通しの利く距離)が5キロ未満の場合、交通への障害が起きる可能性があるとされているが、秋田で5キロを観測。ほかの地点は7~10キロ以上だったが、気象庁は「10日は東北地方を中心に5キロ以下も予想される」としている。
 7日にゴビ砂漠周辺で強風が吹き、舞い上がった砂が偏西風で日本に飛んできたという。