北日本で引き続き暴風 気象庁、警戒呼び掛け

 気象庁は8日、発達した低気圧の影響により、北日本(北海道、東北)で非常に強い風が吹くとして、暴風や高波に警戒するよう呼び掛けた。
 沿岸部を中心に風が強く、8日朝、北海道えりも町で最大瞬間風速39・4メートル、福島県白河市で同34・6メートルを観測した。北日本では8日夜遅くにかけて風が非常に強い状態が続く見込み。
 同庁によると、北海道付近に発達中の低気圧があり、北に進んでいる。予想される最大風速は、いずれも陸上で北海道20メートル(最大瞬間風速35メートル)、東北の太平洋側22メートル(同35メートル)、東北の日本海側17メートル(同30メートル)。

<春一転 奥飛騨で積雪>
 低気圧の影響で県内は7日、前日までの暖かさから一転して肌寒さを感じる一日となり、飛騨地方などの山間部は雪が降った。
 岐阜地方気象台によると、日本海側からの寒気の南下により、飛騨地方の山沿いは午後から雪に。
 県古川土木事務所(飛騨市古川町)によると、高山市奥飛騨温泉郷平湯では、平湯峠で約5センチの積雪となった。同事務所は除雪車などを出動させ、作業に追われた。