列島、春の嵐が直撃 暴風や記録的大雨

急速に発達中の低気圧の影響で6日、列島各地は大荒れとなった。西日本(近畿、中四国、九州)を中心に記録的な大雨を観測した。気象庁によると、7日にかけ西日本から北日本(北海道、東北)の広い範囲で台風並みの最大瞬間風速35メートルが予想される。
 鳥取県で、自転車でツーリング中の韓国からの旅行客2人が転倒し負傷、うち女性1人が重体など各地で被害。国内線が日航、全日空だけで約150便欠航するなど交通機関も乱れた。
 神奈川県海老名市で1時間に102・0ミリ、宮崎市の青島で同92・0ミリと、いずれもこの地点の観測史上最多となる猛烈な雨を記録。