北は豪雪、南は桜開花 列島に厳冬と早すぎる春同居

  昨年末以降、北日本を中心に豪雪や厳しい寒さが続く日本列島。一方、沖縄では観測史上最も早くヒカンザクラが開花しウグイスが初鳴きするなど、日本列島は北の「厳冬」と南の「早すぎる春」が同居する状態になっている。
  気象庁によると、列島上空で偏西風が南に蛇行し、北日本を中心に寒気が南下しやすかった。一方、沖縄気象台はヒカンザクラ早咲きについて「昨年12月中旬、一時急に気温が高くなった時期があったため」とみている。今月3日には統計史上4番目の早さで、台風1号も発生。
  青森市の酸ケ湯では1月4日に積雪が今冬初めて3メートルを超えた。平年だと3メートル超えは2月7日。