最北の稚内市で開花 桜前線、日本列島を縦断

 北海道稚内市で22日、エゾヤマザクラが開花したと稚内地方気象台が発表した。全国の観測地点で最も遅い開花。3月10日に高知市をスタートした桜前線は、約2ヵ月半で最北端に到達、日本列島を縦断した。
 気象台によると、4月から続いた低温の影響で平年より6日、昨年より12日遅かった。稚内市が最後の開花地となったのは5年ぶり。
 気象庁の観測地点ではないが、北海道の大雪山系では6月中旬から下旬にかけて、チシマザクラが見ごろを迎える見込みで、桜がまだ楽しめる。