太平洋側で激しい雨の恐れ 台風3号、土砂災害に注意

 台風3号は12日、東寄りに進路を変えて伊豆諸島・八丈島の南西海上を進んだ。台風から暖かく湿った空気が流れ込むため、気象庁は東日本の太平洋側を中心に激しい雨が降る恐れがあるとしている。強風や高波にも注意を呼び掛けた。
 台風は、日本の南でほとんど停滞しながら次第に勢力を弱め、13日夜には熱帯低気圧に変わる見通し。動きが遅く、雨が長引く恐れがあり、太平洋側は14日にかけて土砂災害や河川の増水にも注意が必要だ。
 13日にかけて予想される最大風速は、東海16メートル(最大瞬間風速30メートル)、近畿と伊豆諸島15メートル(同25メートル)。