西日本各地猛暑日、55地点最高 大阪・豊中37・9度

日本列島は13日、近畿や中四国を中心に晴れて気温が上がり、最高気温は大阪府豊中市(大阪空港)で平年より10・2度高い37・9度など、33地点で35度以上の猛暑日となった。豊中市など55地点(タイ記録含む)は6月の観測史上最も高い気温だった。
 気象庁によると、台風3号などの影響により、列島上空に真夏並みの暖かい空気が流入。さらに、晴れた地点では日射が地表付近の空気を暖めた。
 豊中市の気温は、全国の観測点で今年最高。向こう1週間は、近畿や中四国を中心に気温が高くなる日が多くなりそうで、熱中症への注意が必要だ。

<猛暑日:名古屋、岐阜で今年初>
  東海地方は13日、台風3号から変わった熱帯低気圧が運ぶ暖かく湿った空気の影響で気温が上昇し、名古屋市と岐阜市で35.1度、岐阜県美濃市で35.2度と、東海地方で今年初めて、35度を超す猛暑日を記録した。名古屋市の初猛暑日は統計開始以来、最も早い。また、岐阜は2番目に早い。
  名古屋地方気象台によると、14日も暖かく湿った空気の影響で気温が上昇するという。台風3号は13日午前3時、伊豆諸島近海で熱帯低気圧に変わった。気象庁は、東日本の太平洋側で大雨による土砂災害に引き続き注意するよう呼び掛けている。