春の西日本、記録的少雨に 日照時間は最多

 気象庁は3日、春(3~5月)の天候まとめを発表した。高気圧に覆われて晴れた日が多かったため、西日本(近畿、中四国、九州)の降水量は平年の59%で、統計を始めた1946年以降、最も少なかった。7府県の10地点が春としては観測史上最少だった。
 東日本(関東甲信、北陸、東海)も平年の79%と少なかった。日照時間は西日本が平年の120%、東日本が119%で、統計史上最多だった。
 ただ、気象庁の予報によると、6月の降水量は東日本の太平洋側と西日本で多い傾向。
 北日本(北海道、東北)の降水量は平年の103%、沖縄・奄美は同113%だった。