13府県で早くも真夏日 晴れて上空に暖気

 日本列島は9日、高気圧に覆われて晴れ、奈良県十津川村で平年より約9度高い最高気温32・0度など、各地で今年最も暑くなり、内陸部を中心に13府県の27地点で30度以上の真夏日となった。
 気象庁によると、日照に恵まれた上、上空にも暖かい空気が入った。一方で朝の最低気温は全国的に平年を下回り、気温差の大きい一日となった。朝の冷え込みは、夜間晴れて地表の熱が奪われる放射冷却などの影響とみられる。
 真夏日となった主な地点の最高気温は、岐阜県下呂市31・4度、島根県津和野町と長野県飯田市31・1度、平年より7~10度ほど高く、7月中旬~8月上旬並み。