ラニーニャ現象が継続 年末からの厳冬の一因か

 気象庁は11日、南米ペルー沖で海面水温の低い状態が続き、世界的な異常気象の原因となる「ラニーニャ現象」が継続しているとの監視速報を発表した。
 ラニーニャ発生時の日本の冬は、気温が低くなる傾向がある。昨年12月は全国的に月平均気温が平年を下回っており、同庁は北日本(北海道、東北)と東日本(関東甲信、北陸、東海)の低温はラニーニャの影響の可能性があるとみている。
 今月後半以降は影響がさらに強まり、東日本以西で寒さが厳しくなると予想している。
 先月は東日本の日本海側で降水量が多く、沖縄・奄美は日照時間が短かったのもラニーニャ発生時の特徴と一致するという。