桜島の爆発、最多記録を更新 昨年996回

鹿児島地方気象台は1日、2011年に鹿児島県・桜島で観測された爆発的噴火が996回だったと明らかにした。1955年の観測開始以降、年間最多記録だという。  06年6月、58年ぶりに噴火を再開した昭和火口(標高約800メートル)が994回爆発。南岳山頂火口(同約千メートル)の爆発は2回だった。
 鹿児島地方気象台は「昭和火口の爆発は規模が比較的小さく、直ちに大規模な噴火を起こす兆候はないが、活発化の傾向がある」と警戒を呼び掛けている。
 桜島は、09年に548回、10年に896回爆発。それまで85年の474回だった最多記録は3年連続で更新された。