3カ月予報、5月からは高温傾向 気象庁

 気象庁は22日、4~6月の3カ月予報を発表した。4月は全国的に平年並みの気温だが、5~6月はおおむね高温傾向と予想した。
 南米ペルー沖の海面水温が下がる「ラニーニャ現象」は終息したが、影響が残っており、西部太平洋熱帯域で大気の対流活動が活発化。日本列島を含む北半球の中緯度帯は暖かい空気に覆われやすいという。
 一方、南からの暖かく湿った空気の流れ込みが弱く、沖縄・奄美の5月は平年並みの気温となりそう。
 3カ月の降水量は沖縄・奄美がやや少雨傾向のほかは全国的に平年並みだが、5月は低気圧や前線の影響が弱まって西日本などで平年より少ない可能性がある。