桜島が爆発897回 年間最多を更新

 活発な噴火活動を続ける鹿児島県・桜島の昭和火口(標高約800メートル)で8日深夜、爆発的噴火が観測された。これで桜島の今年の爆発は897回となり、1955年の観測開始以降、年間の爆発回数が最多だった昨年の記録を更新した。
 桜島は2009年に548回、10年に896回の爆発を記録しており、それまで85年の474回だった最多記録は3年連続で更新された。
  昭和火口は06年6月に58年ぶりに噴火し、08年から頻繁に爆発を繰り返している。今年は昭和火口が895回、南岳山頂火口(同約千メートル)が2回爆発した。