桜島の爆発的噴火、通算1万回超 噴火や火砕流に警戒を

活発な噴火活動を続ける鹿児島県・桜島の爆発的噴火が、1955年10月に鹿児島地方気象台が噴火の観測を始めてから通算1万回を超えたことが3日、分かった。
  鹿児島気象台は「大規模な爆発の兆候はないが、活発な噴火はしばらく続くだろう」と予測。噴石や火砕流への警戒を呼び掛けている。
 気象台によると、1万回目の爆発は2日午後6時51分に標高約800メートルの昭和火口で起きた。
 桜島は2009年に548回、10年に896回の爆発を記録。それまで最多だった85年の474回を超えた。今年は3日正午までに880回を観測し、3年連続で最多爆発記録を更新する可能性がある。