徳之島竜巻「予測困難だった」 鹿児島地方気象台、雨雲小さく

 鹿児島県徳之島町で住宅が倒壊し3人が死亡した竜巻とみられる突風について、鹿児島地方気象台は20日記者会見し、発生当時、竜巻注意情報を出していなかった理由を「雨雲が小さく、発生時間も短かったため、予測が難しかった」と説明した。
 同気象台は、19日に実施した現地調査の結果、被害範囲が帯状に広がっていたことや、突風を受けたサトウキビが渦を巻くように倒れていたのを確認したと説明。
 気象レーダーによる雲や雨量の観測の結果も含め「突風は積乱雲による竜巻の可能性が高い」との認識をあらためて示した。今後、新たな目撃情報が出てくれば、竜巻と断定するという。