奄美大島・瀬戸内町で猛烈な雨 約1万人に避難勧告

 鹿児島県・奄美大島南部の瀬戸内町で、2日午前9時8分までの1時間に、143.5ミリの猛烈な雨が降った。気象庁によると、1時間雨量としては国内観測史上9番目で、この地点の観測史上も最多。気象庁は記録的短時間大雨情報を発表した。
 瀬戸内町では道路の冠水や土砂崩れが相次ぎ、町は約5500の全世帯、約1万人に避難勧告を発令。鹿児島地方気象台は奄美市、竜郷町、宇検村、大和村に大雨・洪水警報と土砂災害警戒情報を出し、警戒を呼び掛けた。
 奄美署や瀬戸内署によると、人的被害は報告されていないという。