昨年は548回の爆発を観測し、24年ぶりに爆発の最多記録を更新したばかりだったが、今年は約2倍のペースで爆発を繰り返している。
また、今年観測されたのは、すべて昭和火口の小規模な爆発で、昭和火口より規模が大きい南岳山頂火口(標高約千メートル)は爆発していない。6月末までの総降灰量は約370万トンに上る。
同気象台は「大規模な爆発の兆候はみられないが、噴火の回数は依然として多く、今後の推移に注意が必要だ」としている。