東北地方を中心に多くの犠牲者を出した東日本大震災は11日、発生から半年を迎えた。被災地では地震が起きた午後2時46分に黙とうがささげられ、復興を誓う行事が行われた。
警察庁によると、同日現在の死者は12都道県で1万5782人。行方不明者は6県で4086人。不明者は4人を除いて岩手、宮城、福島の3県に集中し、各県警による捜索活動が今も続いている。
津波で74人の児童が死亡・行方不明となった宮城県石巻市の大川小では朝から遺族らが次々と訪れ、校門前の祭壇に花を手向ける姿が見られた。午後2時46分になると遺族約10人が校舎に向かって黙とうした。