強い寒気を伴った低気圧の影響で、西日本と北日本を中心に雪や非常に強い風に見舞われ、広い範囲で大雪となる恐れがあるとして、気象庁は31日、暴風雪や高波、大雪に警戒するよう呼び掛けた。空の便は東北や山陰地方を中心に80便以上が欠航、東海道新幹線でも速度を落とし運行した影響で最大23分の遅れが出るなど帰省の足も乱れた。
年明けから2日にかけても強い冬型の気圧配置が続き、西日本から北日本の日本海側を中心に降雪量が増える見通し。
気象庁によると、31日、青森県・酸ケ湯や鳥取県大山町、新潟県魚沼市、広島県北広島町、山形県大蔵村などで1メートルを超す積雪を記録。鹿児島市、熊本市、長崎市、佐賀市など九州の平野部でも雪が積もり、鹿児島市は初雪で積雪となった。
<名古屋市で初雪観測 平年より15日遅く>
31日、
名古屋市で初雪が観測された。名古屋地方気象台によると、平年より15日遅く、09年より12日遅い。愛知県内ではこの日、一宮、瀬戸、知多市などでも雪が舞った。午後11時現在の積雪は、岐阜県白川村65センチ、郡上市40センチ、三重県名張市12センチなど。
東海地方は31日夜から1日午前にかけて強い冬型の気圧配置が続き、岐阜県山間部を中心に大雪となる見通し。