気象庁は16日、東北北部が平年より4日遅く梅雨入りしたとみられると発表した。日本列島は梅雨のない北海道を除き、全域が長雨の季節に突入した。
東北北部の梅雨明けは、平年だと7月27日。
同庁によると、16日の東北地方は低気圧や前線の影響でほぼ全域で雨となっている。向こう1週間も一時晴れ間の出る日もあるが、ぐずつく日が多くなるという。
今年は日本列島上空で偏西風が南に蛇行、北から冷気が流入したため、梅雨前線が日本の南海上に停滞。沖縄と奄美を除き、梅雨入りは平年より遅れた。ただ九州以北の梅雨前線北上は速く、九州南部から東北北部の梅雨入りまで平年だと14日かかるのに対し、今年はわずか4日だった。